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さぱりの歴史



〜 さぱりの歴史 〜

 さぱりは1997年2月6日にSONYによって公開された、VRML言語を用いた3Dの多人数オンラインチャットです。
3Dの仮想世界(以下ワールド)で仮想化身(アバター)となり、ネットを通じてリアルタイムで他人とコミュニケーションがとれることは、当時のパソコンユーザーにとってはまさに衝撃的でした。
公開当初、当時は低速回線、低性能PCだったにもかかわらず、3Dチャットさぱりのユーザーは着々と増えていきます。

ここでは、さぱりの歴史を年ごとに振り返ってみましょう。






1997年

02月06日 さぱり公式サイトがオープン。同時に、さぱりも公開される。ワールドは『公園』のみ。
11月13日 さぱりワールド『公園』上でNHKから取材を受ける。
12月05日 幕張メッセで開催された第2回デジタルコンテンツプラザで、さぱり新ワールド『コースト』が発表される。


1998年

03月06日 株式会社ジーシーオーが開発した『本所時代村』とさぱりをセットにして公開。
07月06日 さぱりユーザーの交流の場、『CLUBさぱら〜』がWEB上にオープン。


1999年

01月09日 さぱりユーザーの増加により、サーバーを増強することになる。
06月28日 さぱりユーザーの増加により、ワールドが足りなくなったために、急遽、
       既存のワールドを少し変更しただけの『下町横丁 改』を公開する。
11月某日 この頃から、さぱりミレニアムのベータテストが始まる。

※さぱりミレニアムとは、さぱりのワールドを倍以上に増やしたさぱりのこと。


2000年

01月某日 この頃から発売されるVAIOの新製品にさぱりミレニアムをバンドルするようになる。
       同時に、さぱりミレニアムを正式スタートする。


2001年

01月某日 VAIOの新製品にさぱりがバンドルされなくなる。ユーザーの間では、さぱりが終了するのではないかと心配される。
08月06日 さぱりサイトがリニューアル。オレンジ色を基調としたサイトから、青色を基調としたサイトとなる。
09月01日 さぱりが有料となる。これはさぱりユーザーの減少により、さぱり運営が困難になったためだとされている。
       料金は月々300円。この頃から、さぱり運営の先行きがあやしくなる。
11月08日 さぱりがPC雑誌『ネットランナー』に紹介される。


2002年

02月14日 『さぱり新規バージョンα版』の発表。これは、さぱりのサイト上でさぱりが遊べるという、さぱりの新バージョン。
06月19日 さぱりユーザーの激減により、『公園2』『公園3』と『公園』を統合し、『コースト2』『コースト3』と『コースト』を統合する。
11月15日 さぱりサイト上で『さぱりのサービス終了』の告知がある。終了日は2003年1月と発表。
12月03日 『さぱり新規バージョンα』の終了
12月25日 ユーザーサポート終了


2003年

01月31日 さぱりの終了の日。この日、久しぶりに大勢のさぱりユーザーが集まる。
       いつもは20人程度しかいないワールドでも、200人を越える大盛況ぶり。15:00についにさぱり終了。
       6年間さぱりユーザーを楽しませてきたさぱりは、幕を閉じた。
       同時に、突然CLUBさぱら〜も閉鎖され、ユーザーの交流の場も消える。
       さぱり公式サイトでは『すべてのサービスを終了させていただきました。』というページのみが残される。

2004年

06月23日 さぱり公式サイトがまったくの白紙になる。



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